「アラビカ種」と「ロブスタ種」。
コーヒー豆の種類としてよく聞く名前ですが、実際にどんな違いがあるかご存じですか?
この記事では、アラビカ種とロブスタ種の特徴・味の違い・カフェイン量・栽培環境などをわかりやすく比較しながら、それぞれの魅力や選び方のヒントをお届けします。
コーヒーの豆選びに迷ったことがある方や、もっと深く知りたい方におすすめの内容です。
「アラビカ」や「ロブスタ」ってよく聞くけど、何が違うの?

コーヒー豆にはいくつかの種類がありますが、特に代表的なのがアラビカ種(Arabica)とロブスタ種(Robusta)の2つです。
豆を選ぶときに「100%アラビカ使用」や「ロブスタブレンド」などの表記を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
この2つは、味・香り・カフェイン量・栽培環境・価格などに明確な違いがあり、それぞれに特徴と魅力があります。
どちらが優れているというわけではなく、用途や好みによって選ぶべきコーヒー豆は変わります。
違いを知ることで、自分にぴったりの一杯を見つける手助けになりますよ。
アラビカ種とは?(Arabica)

基本情報
- 学名:Coffea arabica
- 世界のコーヒー生産量の約70〜75%を占める
- 原産地:エチオピア高地(アフリカ)
味や香りの特徴
- 酸味があり、香り高く繊細な味わい
- 苦味は控えめで、フルーティーさや甘みが感じられることも
- スペシャルティコーヒーやオーガニックコーヒーに多い
栽培条件
- 高地(標高1000〜2000m)での栽培に適している
- 病害虫に弱く、栽培・管理が難しいため価格は高め
ロブスタ種とは?(Robusta)

基本情報
- 学名:Coffea canephora
- 世界の生産量の約25〜30%を占める
- 原産地:西アフリカ、現在はベトナム・インドネシアなどが主要生産国
味や香りの特徴
- 苦味が強く、香りはやや控えめ
- 土っぽさ、ナッツのような風味を感じることも
- クレマ(泡)がしっかり立つため、エスプレッソブレンドに使われることが多い
栽培条件
- 低地でも育ち、病害虫や高温多湿にも強い
- 生産コストが低く、収穫量が多いため価格は安め
アラビカ種 vs ロブスタ種|比較表
特徴 | アラビカ種 | ロブスタ種 |
---|---|---|
生産量 | 約70〜75% | 約25〜30% |
味の特徴 | 酸味・香りが豊か | 苦味が強い |
カフェイン量 | 約1.2〜1.5% | 約2.0〜2.7%(多い) |
栽培環境 | 高地・涼しい気候 | 低地・暑さに強い |
病害虫耐性 | 弱い | 強い |
主な用途 | スペシャルティ・高品質豆 | インスタント・ブレンド用 |
実は他にもある?知られざるコーヒー豆の種類

リベリカ種(Liberica)
- 生産量はわずか1%未満の希少種
- フローラルでユニークな香りとクセのある味わい
- 主にフィリピンやマレーシアで栽培されている
エクセルサ種(Excelsa)
- リベリカの一種とされる
- 果実味のある酸味が特徴で、ブレンドのアクセントに使われることも
TAKEZ COFFEEのこだわり

TAKEZ COFFEEでは、アラビカ種のオーガニックコーヒー豆を中心に取り扱っています。
高地で丁寧に育てられた豆が持つ自然な甘みや、香りの奥深さを大切にしながら、
一つひとつ丁寧に焙煎して、その魅力を最大限に引き出しています。
まとめ|味の違いを知ると、コーヒー選びがもっと楽しくなる!
- アラビカ種は繊細で香り高く、スペシャルティやオーガニックに多い
- ロブスタ種は苦味が強く、エスプレッソやインスタントに使われることが多い
- どちらにも特徴があり、用途や好みに合わせて選ぶのがコツ
これからコーヒーをもっと深く楽しみたい方は、ぜひ豆の種類にも注目してみてくださいね。